2018年6月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がUNESCOの世界遺産に登録されました。この遺産は、江戸時代の禁教令下における厳しい弾圧の中、宣教師不在にも関わらず、社会的には普通に生活しながらひそかにキリスト教由来の信仰を続けようとしたキリシタン達に関連するものです。

プレイライフでは、九州観光推進機構様からの依頼を受け、この世界遺産の素晴らしさを全国へ向けて発信すべく、観光PRを担当致しました。

 

課題は若い女性への訴求。遊びのメディアPLAYLIFEで、観光のためのモデルコースを「お出かけ好きのF1層」へ向けて紹介。

 

お客様である九州観光推進機構様からいただいたご要望としては、若い女性(特にF1層と呼ばれる20歳〜34歳までの層)に対して「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」をアピールしたい、しかしどのようにアピールしたらよいのかわからないというものでした。

 

特に若い女性へのアプローチはWEBを利用したPRが欠かせません。そこで、地方創生・地域活性化において若者に対してのアプローチに強みと実績を持つプレイライフをご指名いただきました。WEBでのPR、及び首都圏の女性に対して、長崎、熊本の楽しさをアピールするセミナーを開催して欲しいというお題です。

 

プレイライフのWEBのPRは、基本的にプレイライフが運営する遊びのメディア「PLAYLIFE」にPRする観光スポットのモデルコースを紹介する形でターゲットにアプローチする方法を取ります。PLAYLIFEは、月間のユーザー数が300万人を超えている遊びのメディアで、約60%が20〜30代の若者です。これが、プレイライフは若者へのアプローチが強みである理由です。

 

 

観光の障壁は世界遺産までのフェリー。待ち時間を考慮した最適なプランを構築し、遊びごたえのある旅を演出。

これに対しプレイライフは、まず実際に現地に取材にいくことから取り掛かりました。実際に現地を取材してみてわかったのですが、今回の世界遺産を観光するにあたって最大の問題が、移動やアクセスの問題でした。この世界遺産は長崎県と熊本県と広域にわたり存在する集落や教会だったので、移動手段がフェリーしかない上、1日の便数や乗船場所などが限られており、世界遺産を見て回るのが一般的な観光地と比較して難しいのです。

 

そこでプレイライフでは、フェリーの乗り方、乗る場所をしっかり紹介することにしました。また、1日2便しかフェリーが出ていないため、それぞれの場所をどうやって効率的に回るか、その時間を如何に楽しむかというところを力をいれました。

 

これらの現地取材を元に、実際にPLAYLIFE上で紹介するコースを作成します。今回は五島列島のキリシタン関連の教会めぐりを中心にコーディネートしました。そのモデルコースを、プレイライフが依頼したモデルさんやSNSでの影響力が強い方などに実際に旅行してもらい、PLAYLIFEに掲載する記事を制作していきます。

 

本プロジェクトでは、SNSでの拡散力、情報発信力が高い方々にお願いし、取材旅行の途中でSNSで告知をしてもらうことを考えました。そのほうがより、今回のターゲットである若い女性へ効果的に情報を届けることができると考えたからです。

 

プレイライフの取材旅行は、しっかり旅行計画を作ってお願いするため、旅が充実します。そのため、元々は1日2回、旅行の途中でSNSへ投稿してもらう計画だったのですが、充実しているがゆえに、彼女たちは1日に4,5回投稿してくれました。このSNSへの投稿だけで、4日間での総リーチ数が15万、いいね数が3000近くまでつきました。

 

また、世界遺産に登録された場所以外にも魅力的なスポットがたくさんあったので、それらも合わせて発信していくことにしました。その具体例が小値賀島です。小値賀は、世界遺産こそありませんが、佐世保港から近く、イノベーションした古民家を貸し切ることができたり、鉄分を含む赤い砂が特徴の赤浜海岸公園があったりと、若い女性にとって非常に魅力があるスポットでした。こうして、取材地の魅力を最大限に引き出し、発信していくのがプレイライフのやり方です。

 

セミナーにも一工夫。郷土料理で現地の良さを体験し、認知と興味付けのきっかけを。

そしてもう一つの依頼であったのが、首都圏の若い女性をターゲットとしたセミナーです。

予算が潤沢というわけではなかったため、規模が大きいものはできず、何度も開催することはできません。そのため、セミナーへ招待できる人数が限られました。よって、たくさんの人へアプローチするのではなく、来てくれる人の満足度を最大化し、その参加者の方々に、長崎や熊本の良さを人に伝えていってもらえるようにするという戦略をとりました。

 

セミナーの企画ですが、最初は世界遺産である長崎の教会にちなんで、都内の教会で世界遺産の話をするというものを考えていました。

 

しかし、実際に五島列島に取材に行ったことで、五島料理が非常に美味しいということに気づき、これを体験してもらいたい、これを食べてもらえないとファンになってもらえないなと思ったんですね。

 

そこで、五島料理を食べることができる都内のお店でセミナーを開催し、実際に五島料理を食べてもらうことにしました。五島うどんを、五島での伝統的な食べ方と、天草大王という鶏の出汁を使った食べ方の両方を食べ比べしてもらったのは非常に好評でしたね。

その後、セミナーとして、実際に旅をして感じた長崎、熊本の旅行について、セミナー参加者へQ&A方式でお話しました。長崎からも県の職員の方にお越しいただき、現地の方のお話もしていただきました。

 

その後、ワークショップとして、プレイライフで取材した情報をもとに、長崎と熊本の世界遺産をめぐる旅行計画づくりを擬似的に体験してもらいました。

こうして、参加者に満足していただき、セミナーは大成功に終わりました。

 

PVや滞在時間共に想定以上の結果を出すことに成功し、地方創生・地域活性化へ貢献。

 

肝心の成果についてですが、PRとして制作したPLAYLIEFの記事は目標の1万PVに対し、なんと4,6万PVと460%の結果を達成しました。平均滞在は、目標1〜2分程度のところ、4分近くとなり、想定総記事視聴時間は3000時間に迫る勢いでした。

 

また、記事ごとに反応したユーザー層が違ったので、幅広いユーザー層にアプローチでき、非常に良い結果を出すことができました。

 

この結果に対し、KPIの達成率に対してもそうですが、セミナーで実際にターゲットユーザーとコミュニケーションを取れたことにもお客様に非常に満足していただくことができました。

 

このようにプレイライフは、世界遺産や地域の観光スポットを、若者が興味を持つようにコーディネートしてモデルコースとして紹介することで魅力を伝えていきます。そして、その地域へ旅行してみようという人を増やし、地域への人の流れを創ることで地方創生に貢献しています。

 

 

【プロジェクト概要】

お客様:九州観光推進機構様

期間:3ヶ月(取材開始からセミナー実施、記事掲載開始まで)

費用目安:500万〜1000万